先日、さくらからメールがあった。
「○○君、職場▲▲駅の近くだよね、今どこにいる??」
私は偶然にもその日、車で会社に行き、駅の▲▲駅のそばの駐車場に車を停めていました。
「今▲▲駅にいるんだけど、暇だから遊んでよ〜」
もうメールをするなと言われたばかりなのに、何もなかったようなこの対応。
マイペースさくらに恨むとか呆れるのを通り越して嬉しくなった。
が、少し残業があり、早く終わってもあと1時間はかかる。
>21時頃には終わると思う、偶然▲▲駅に車停めてあるから、乗せてってやるよ
と返事をした。
そして仕事に戻る。
よほど暇なのかその間にもさくらからのメールが頻繁に来たが無視。
30分ほどしてぴたっとメールが止まった。
どうせ飽きたか帰ったんだろう。
予想外に仕事が長引き、終わったのは21:30だった。
駐車場に向かう途中、さくらにメールをしてみた。
「遅いよ!暇だったのに!」
>何しに来たの?
「彼氏を迎えに来た。でも連絡が取れないの。。。」
少し気の毒になって会ってやることにした。
会って第一声
「おせーよ禿げっ!何やってるんだよー!」
甘えた声で女王様言葉、人前では調子に乗るさくら。
そして人前では弱い私…。
>ごめん、仕事が長引いた、彼氏来ないの?
「連絡が取れないんだ、メールも電話も返事がない」
と、話をした直後に彼氏からメールがあったらしい。
内容は酒を飲んでいる、12:00には着く、終電に間に合わないどうしよう?
というものだった。
次の瞬間、さくらは私に
「家まで乗せてってくれない?今から車取りに行く!」
と言った。
彼氏のためにそこまでやるか…と思ったが、さくらの顔が生き生きしていたので乗ってやることにした。
駐車場までは全力でダッシュ、スカートを抑えながらハイヒールに小股で走るさくらがとても可愛かった。
私は車で来たとき、帰りは下道でゆっくり帰るんだが、その日はなぜか、いつも高速道路で帰っていると嘘をついて高速道路を走った。
さくらにいらぬ心配をさせたくなかったからだ。(自分のために無理をして高速道路を走っているみたいな)
さくらは興奮しているのかよく喋っていた。
「インポ」やら「エッチが下手」やら散々言われたが、そういうことを笑って話せるようになり、嬉しかった。
やはりいい女だと思いながら車を走らせる。
そうこうしているうちにさくらの家の駐車場に到着した。
さよならも言わないうちに急いで車を降りようとするさくらの腕を掴んで止めようと思ったが、出来なかった。
さくらはありがとうと言って私の頬にキスをし、自分の車に走っていった。
その姿を見て(キスはどうかと思うが…)、さくらは彼氏に本気なんだなと考えると、良い女を逃したなと少し後悔した。
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