日曜日は久しぶりにクローゼットから縄を引っ張り出して来て、手入れをした。
私の縄は、少し自慢になるが、自作だ。
自作と言っても自分で編んだ訳ではない、麻縄は普通にホームセンターで売っているものを買って来た。
麻縄にしては太めの縄で、
緊縛調教には少し不向きかもしれなかったが、15mで980円位だったと思う。
もちろん、SM用に加工はしてなくて触った感じは硬くてパサパサしていたし、強く曲げたらケバだって折れそうな素材だった。
私はケチなので値段に魅かれて買ったわけだ。
レジで縄を買う時は、なぜか高揚感に満ち溢れていた気がする。
「俺はこれから緊縛用の縄を作るんだ」
と、店員に言いたい気分だった。
家に帰ると、とりあえず空く抜きみたいに縄を鍋で煮た。
さすがに15mは入らなかったので、8m位に切って入れた。(それでも大鍋じゃないときつい)
煮た縄は取り出すとかなり熱かったのでとりあえず放置した。
全然乾いていなかったが、冷めたので、とりあえず液体の馬油を雑巾に染みこませ、それを縄に押し当てて縄に染みこませた。
馬油はカビ易いという噂があるようだが、薬局に売ってるものならそんな心配もなく、安心して使える。
液体の馬油(の安いやつ)がなかなか売ってなくて、結局200mlで2000円の馬油を購入したんだが、これが一番の出費だった。
この時点で、SMグッズの縄を買った方が安いことに気付いた。
この後、どうしたら良いか解らなかったので、1週間放置したら、乾燥してケバだっていた。
それでも、最初に買ったときよりしなりがあり、艶もあり、少し縮んで締まりもありと、かなり完成に近づいていた。
そこで大きなケバをハサミで丁寧にとり、ガスコンロで表面を焼いて、小さなケバを取った。
微妙に焦げ目が付いて、なかなか良い感じに仕上がった。
そして、また丁寧に馬油を染みこませた。
それから仕事から帰ると、馬油を表面に塗ってやる毎日が続いた。
次の日曜が来ると、かなり理想に近い縄が出来ていた。
ここまで来ると、完璧に仕上げたいので、ホームセンターで染色液を買ってきて、風呂で真っ赤に染めた。
ここで、皆さんに注意して欲しいことは風呂で染色は絶対に行わないこと!
風呂に色が染みこんで、取るのにかなり苦労します。(縄作りの全工程で一番苦労した部分でもある)
染色が終わると、とりあえずバケツに入れて外に移動したんだが、今度は干す場所に困った。
なんせ8メートルもある縄だし、染色液がベタベタに付いているので干すところがなかった。
結局物干し竿に折り曲げてブラ下げて置いた。
染色は朝やったので、夜には手に持っても付かないくらいに乾いていたが、念のため2日放置した。
2日後、仕事から帰ってくると、すぐに縄を風呂場に持っていき、洗った。
そして、また馬油を塗って干した(室外)。
また日曜が来た。
もう一度洗うと、染色液の色も少ししか落ちなくなっていた。
さらに1週間乾燥した。
乾燥が終わると、薄黒赤色??の縄が完成した。
艶もしなりもあり、自分的にかなり気に入った。
全工程終了まで約2ヶ月、完成したものは市販品には及ばなかったが、私の宝物だ。
宝物だからもちろん使ってない(笑)
普段は市販の安い縄を使用している。(完璧主義者は自分で縄を作るのは辞めておくべきだと思う)
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